空き家所有でおさえておきたいポイント②
空き家所有でおさえておきたいポイント②
最近、お問い合わせが多い空き家問題。空き家を放置する事で発生してくる問題点がいくつかあります。空き家所有者の方は、すぐに空き家を資産として売却に動かれる方もいますが、一方で「なんとかしなければいけないと思っているが、なかなか動けない。」という方もいます。「仕事が忙しくて動きたいが動けない。」「県外に住んでいて時間がとれない。」「将来住むことになるかもしれない。」など、みなさん様々な理由から動けないようです。
ただ空き家は「そのうち片付けよう。」と放置しておくと近隣住民に迷惑をかけます。具体的には敷地の草や庭木の越境、管理していない為のごみの散乱など景観悪化、家屋内の生ごみの放置による害虫やネズミの発生、さらに空き巣など不法侵入者による治安の悪化などがあります。適切な空き家管理をせずに放置しておくと、近隣住民から行政に苦情がいくケースもあります。倒壊の危険性など著しく周囲に悪影響を及ぼすと判断されると市区町村から「特定空き家」に指定され、勧告や命令に従わないと、50万円以下の過料に処されることもあります。空き家は資産として活用できるうちに、手放されるのがいちばん良いと思います。
しかし空き家の発生原因は、50%以上が相続によるものです。可能ならば親が元気なうちに「この家をどうしたいのか。」「この土地をどうしたいのか。」をよく話し合って、おもいを確認しておくことが最良ではないでしょうか。
MAO遺品整理協会では、ご依頼主様のおもいはもとより、「この家は、土地はどうしてほしいのか。」というおもいを汲み取りながら片付ける遺品整理の普及活動に全国で取り組んでいます。
遺品整理、生前整理、ごみ屋敷、お仏壇の処分、墓じまい、不動産売却などに関するご相談は当協会の相談員がていねいに対応させていただきます。ひとりで悩まずにお気軽にご相談ください。
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