遺品の正しい保管方法は?場所がない時の対処法や残すべきものを解説
遺品を引き継ぐために取っておく場合、正しい方法で保管しなければ、遺品の質や状態に悪影響をもたらすことがあります。故人にゆかりのある物や大切にしていた物だからこそ、いつまでも状態良く保管したいですよね。そこで本記事では、遺品を保管する際の注意点や、正しい保管方法をお伝えします。遺品の保管場所が確保できない場合の対処方法についてもお伝えするので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事を読むための時間:3分
遺品を保管できる場所
遺品を整理整頓していると、残しておきたい物がいくつも出てくるものです。遺品を保管するためには、自宅内の倉庫の中やクローゼット、物置などがおすすめです。自宅内に保管場所が見つけられず、他の家族や親戚を頼れない場合は、外にレンタルルームやトランクルームを借りなければなりません。
遺品の保管方法
遺品を、できるだけ綺麗な状態で保つためのポイントは、風通しの良い場所に置くことです。どのような物であっても、高温多湿の場所や直射日光の当たる場所は避けましょう。遺品の保管場所を決めたら、事前に掃除しておき、きれいな環境を整えておきます。そうすることで、カビや虫食いなどの被害を受けるリスクを低減できるでしょう。
遺品を保管する際の注意点
ここからは、遺品を保管する際の注意点をご紹介します。
遺品整理を始める前に保管場所を確保する
遺品整理をいざ始めると、思ったよりも残しておくものが多かったり、大きかったりするかもしれません。後から慌てないためにも、十分なスペースを事前に確保しておきましょう。
余裕を持ったスケジュールを立てる
遺品整理を行う場合は、本当に必要なものかどうかを慎重に判断するため、日程に余裕を持ったスケジュールを立てましょう。分別が適当になってしまっては、必要ないものまで残すこともあるため、保管場所のスペースを無駄にしてしまうかもしれません。
遺品の保管ができない場合の対処法
ここからは、遺品の保管ができない場合の対処法をご紹介します。
できるだけ処分する
保管スペースを最小限に抑えるためにも、遺品はできるだけ多く処分しましょう。故人の大切にしていた物を捨てるのは、気が引けるかもしれません。しかし、本当に取っておくべき物のみを残さなければ、後から保管が難しくなり手放さなければならない可能性も出てくるのです。
一時的であれば場所をレンタルする
遺品の保管場所を見つけられない場合は、トランクルームに預ける方法があります。しかし、費用が高額になってしまう可能性があるため「一時的にどこかに預けたい」という場合にのみ、おすすめの方法です。
遺品整理業者に相談する
遺品整理業者は、過去にもさまざまなケースにあたっており、豊富な知識と経験を兼ね備えています。保管方法や、取っておくべき物の判断に迷った場合には、遺品整理業者に相談してみてください。
残すべき遺品
ここからは、残した方が良い遺品について解説します。
高価な物・値打ちが分かりにくいもの
高価な物や値打ちが高いものは、捨てずに保管するのをおすすめします。また、値打ちが分かりにくい骨董品や掛け軸などは、一度保管し、後ほど専門家に査定を依頼すると良いでしょう。
遺言書に記されていたもの
遺言書やエンディングノートに、遺品としてとっておいて欲しいものが記されていた場合、何か意味があるものです。故人の意思を尊重するためにも、遺言書に記されていたものは遺品として残しておいてください。
まだ使える家具や家電
家具や家電は、きれいな状態であれば誰かに譲ったり、寄付したりすることができます。買い手が見つかれば、お金を得ることもできるでしょう。まだ使えそうだと判断した場合には、すぐに捨てずに残しておいてください。
遺品は適切な方法で保管しよう!
本記事では、遺品を保管する際の注意点や、正しい保管方法をご紹介しました。大切な人が生前使っていたものは、できるだけ状態良く保管しておきたいものですよね。遺品を自宅で保管する際や、保管スペースが見つけられない場合は、ぜひ本記事の内容を参考にしてみてください。
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