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遺品整理で捨ててはいけないものとは?ダメな理由や対策を併せて解説

必要・不要と書かれたブロック

 

遺品整理を行っていると「これは捨てて良いのだろうか?」と迷う場面に度々出くわすはずです。そこで本記事では、遺品整理で捨ててはいけないものについて解説します。理由も併せてお伝えするので、ぜひ最後までご覧ください。

この記事を読むための時間:3分

遺品整理で捨ててはいけないもの7選

ここでは、遺品整理で捨ててはいけないものの代表例を7つご紹介します。

遺言書

故人が遺言書を作成して残している場合、絶対に捨てないようにしましょう。遺言書は、遺産を分けるにあたって重要な役割を担う書類です。遺言書には故人の意思が記されており、法的な拘束力も持っているため、勝手に処分した場合は罪に問われる可能性もあります。

遺産分割に必要なもの

遺産を分けるにあたって必要な、現金や通帳、有価証券、土地の権利書、ローンや借金の明細などは、捨てずに取っておきましょう。資産だけではなくマイナスの遺産の証明も、遺産分割の際に必要です。

貴重品関係

年金手帳や印鑑なども、見つけたら必ず取っておきましょう。故人が亡くなった後には、役所や銀行関係のさまざまな手続きが必要です。その際、年金手帳や印鑑、身分証明書、マイナンバーカードなどを使用することになるため、捨てずに取っておいてください。

請求書や支払い通知書

故人の自宅に、税金や公共料金の請求書・支払い通知書等が届いていた場合は、捨てずに必ず確認しましょう。未払いの料金を放置すると、相続人の信用情報に悪影響を及ぼす可能性があるため、捨てずに取っておいてください。

レンタル品

ウォーターサーバーやWi-Fiルーター、DVD、車などをレンタルしている場合は、捨てないように注意が必要です。返却義務のある商品を誤って捨ててしまうと、賠償金を支払わなければなりません。高額な延滞料金が発生する前に、どのようなものをレンタルしていたかを必ず確認してください。

思い出の品

故人にまつわる思い出の品は、一度処分してしまうと二度と取り戻せません。相続人や家族同士でよく話し合い、慎重に判断しましょう。

価値の高いもの

古美術品や骨董品、着物、ブランド品などの高い価値がつきそうなものは、捨てずに残しておきましょう。相続の対象になるケースもあるため、自分のみの判断で処分すると、後のトラブルにつながる可能性もあります。

捨ててはいけないものを処分するリスク

ここからは、捨ててはいけないものを処分することのリスクを解説します。

遺産分割の際にトラブルに

遺産を勝手に処分した場合、遺産分割の際に家族や親戚間のトラブルに発展する可能性があります。不要な争いを避けるためにも、物を捨てるのに迷った際には、家族の誰かに必ず相談してください。遺品整理は家族や親族を集めて複数人で話し合いながら行うか、知識豊富な遺品整理専門業者に依頼しましょう。

相続税の申告漏れが生じる

遺産分割に必要な書類等を捨ててしまうと、税申告を正確に行えない可能性があります。遺産を相続すると、遺産額によっては相続税の申告義務が発生します。申告漏れの対象となってしまうと、罰則を受けたり、無申告加算税や過少申告加算税を支払うことになったりするため、十分注意してください。

大切なものを捨てないための対策

遺品整理で重要な物を捨ててしまうと、思わぬリスクがついて回るものです。ここからは、大切なものを捨てないために取れる対策をお伝えします。

生前に話し合っておく

遺品を捨てるか取っておくかについては、生前の会話や行動をヒントに判断することも多いものです。遺品整理で迷わないためには、生前にしっかり話し合いをしておきましょう。そうすることで、遺族も晴れやかな気持ちで整理を進められます。

エンディングノートを確認する

遺言書やエンディングノートが残されている場合は、必ず隅々まで確認してください。どちらも故人の希望や意思が記されている文書ですが、遺言書には法的拘束力があるのに対し、エンディングノートには法的拘束力はありません。しかし、故人の遺品に対する想いを確認するためには、十分参考になるでしょう。

遺品整理の専門業者に依頼する

捨ててはいけないものをうっかり捨てないためには、遺品整理に関するある程度の知識が必要です。自信のない方は、迷わず専門業者に遺品整理を依頼しましょう。取り返しのつかない失敗を防げるだけでなく、手間や時間を大幅に軽減することができるため、仕事や家事などで忙しい方にもおすすめです。

捨ててはいけないものを理解して、トラブルを防ごう!

本記事では、遺品整理で捨ててはいけないものについてご紹介しました。遺品整理は、他人の物を扱うことになるため、捨てても良いかどうか迷う場面がたくさんあります。必要なものを捨てた場合、思わぬトラブルを招く危険性もあるため、十分な注意が必要です。遺品整理を行う際には、ぜひ本記事の内容を参考にしてみてください。

 

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